週刊ヤングマガジン2021年46号(10月11日発売)の原作:井出圭亮先生、作画:藤本ケンシ先生の歴史もの死に戻りループ漫画『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?(通称:なんじゃが!?)』の第37話のネタバレと考察・感想を紹介します!
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自ら自害することで刻を戻した信長。
周りが全て敵に回ったあの刻の中で、ただ1人忠義を尽くしたお遥に、大義であったと伝えるのでした。
目次
なんじゃが!?【第37話】の登場人物
第37話のネタバレと考察・感想記事に出てくる主要な登場人物を紹介!
織田信長(おだのぶなが) | 主人公。本能寺の変を回避する為、何度も同じ刻を繰り返す。 |
お遥(およう) | 信長に仕えていた侍女。幼い頃に金平糖をもらったことで信長に恩を感じている。 |
明智光秀(あけちみつひで) | 現在の歴史では覇王を名乗り数々の大名を従え、織田軍に戦争をしかけている。 |
濃姫[帰蝶](のうひめ・きちょう) | 斎藤道三の娘で信長の妻。 |
クマ | 謎のしゃべるぬいぐるみ。時を戻し、信長に過去をやり直させる。目的は不明。 |
何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?【第37話】のあらすじとネタバレ
再び異空間
死にゆくお遥の前で、自ら命を絶った信長。
再び異空間へと戻ってきました。
何故こんなことをしたのかと聞くクマ。本能寺に戻る事が出来たのに、何故あそこで自害する必要があったのかと。
それに対して信長は、お遥が死ぬのを見たくなかったと答えます。
クマは信長に掴みかかり、またあの時に戻るつもりかと詰め寄ります。
お遥を助けるためにやり直したとしても、もうあの時では本来の目的は叶わないと言うのです。
しかし、信長は答えるのでした。
もうあそこへ戻る気はないと。
待っておれ
あの世界が、可能性の一つでしかないとしても、お遥を目の前で死なせたくなかった信長。
信長が死んで戻った事で、お遥の死は無かったことになり、さらに、もうあの刻へ飛ばない事で、あの歴史そのものを消し去るつもりなのでした。
じゃあなぜ待っていろと伝えたのかとクマが聞きます。
あれは、あの場所に居たお遥に言った言葉ではなく、お遥という存在そのものにかけた言葉だと信長は答えます。
自分が天下を取り、お遥が死ぬことのない刻にするという、決意表明だったのです。
お遥の存在
前回の刻において、信長にとって残機を減らして自刃するほどに、お遥の存在は大きなものになっていたのでした。
たかが金平糖をあげたことで、あそこまで忠義を尽くしてくれたお遥。
そんなお遥の想いに報いたいと思う信長。
今回の刻において、お遥との出会いが一番の収穫だったと言います。
そして、もう出会うことはないであろう、あの刻のお遥に向けて、大義であったと伝えるのでした。
改変した歴史は消えない
気を取り直して、また攻略を始めようとやる気になる信長。
しかし、実はたとえやり直したとしても、それぞれの刻は消えることはありません。
それぞれが独立した別の世界の出来事として、続いていくことになるのです。
お遥と信長があの場所で死んだ歴史として、未来へと続いていくのでした。
その事実を知っているクマですが、お遥のことを想ってした信長の行動を無駄にする事はないと、あえて伝えないことにしたようです。
何より、信長がようやく人として成長したことを喜ぶクマなのでした。
と、いうわけで気を取り直して作戦会議!…と行きたいところですが、信長からその前に、一番最初の刻に戻してくれないかと頼まれます。
どうしてもやっておきたいことがあると言う信長。
そのあまりにも真剣な表情に、クマは最初の時へと信長を飛ばします。
すぐ戻ると言って、信長は再び最初の刻へと飛ぶのでした。
やり残したこと
前と同じように、帰蝶の膝の上で目覚める信長。
起き上がると、家臣たちの方へ歩いていきます。
その末席には、まだ幼いお遥が座っていました。
信長が自分の前に来て立ち止まったことに驚くお遥。
信長は、お遥に声をかける…かと思いきや、光秀に向かって斬りかかります。
何が覇王だと、高笑いしながら光秀を滅多刺しにするのでした。
そして…いつものように(ひさしぶりに)、本能寺が燃えるのでした。
何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?【第37話】の考察と感想レビュー
今回はかなり無理ゲーなif世界だったとはいえ、もうあのお遥に会えないと思うと寂しいですね。
登場時はただの脳筋キャラだったお遥ですが、気づけば、めちゃくちゃ重要なキャラになってました。
残機を減らしてまで、お遥の死を無かったことにしようとした信長。
クマの言う通り今までと比べると、大きく成長しているようです。
…からの光秀への即効仇討ち!期待を裏切りません。
ギャグ漫画として見てみれば、1話まるまるオチの為の丁寧なフリでございました。笑
まとめ
今回は、『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』第37話のネタバレと考察・感想でした。
次回、『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』第38話は、週刊ヤングマガジン2021年47号(10月18日発売)に掲載予定。
今後の展開を予想して待ちましょう!